お水取りとは?
祐気取りをもっと深く体験したい方には、
「お水取り」にも挑戦してみるのがおすすめです。
祐気取りとは、吉方位とされる土地を訪れ、
その場所の清らかな空気や自然の恵みを感じながら
心と体を整える日本の伝統的な方法です。
「お水取り」は、その地の湧き水や神社の御神水をいただき、
自然の恵みを日常に取り入れる習わしのひとつ。
静かな環境の中で水を汲むひとときは、
心を落ち着かせ、自分を見つめ直す時間にもなります。
古くから受け継がれてきたこの風習を通して、
自然とのつながりを感じながら、
日々を穏やかに過ごすきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

お水取りの意味とは
お水取りとは、特定の吉方位とされる場所で、
自然の湧き水や神社の御神水をいただく日本の伝統的な習わしです。
古くから、人々は清らかな水に“土地の恵み”が宿ると考え、
その水をいただくことで心を整え、気持ちを新たにしてきました。
お水取りは、風水の考え方をもとにした祐気取りの一つとして行われることが多く、
自然と向き合いながら、自分自身をリセットする機会にもなります。
なお、奈良県で行われる修二会の「お水取り(東大寺二月堂)」とは別のものですので、混同しないようご注意ください。
お水取りの起源と歴史
お水取りの歴史は古く、日本の土地柄や
自然信仰と深く関連しています。
古来より水は生命の源であり、清浄な水
は神聖な力を宿すと考えられてきました。
祐気取り自体の起源は、運命や未来を左
右する重要な要素として方位の考えが取
り入れられ、さらに吉方位からのエネル
ギーを利用する方法として発展したとされます。
平安時代には既に方位学が盛んであり、
その後も継続して多くの人々が実践して
きた風水の技術や観念の一つとして、今
日に至るまで受け継がれています。
お水取りの方法
お水取りの基本的な手順
お水取りを行うには、まず吉方位
を特定することが重要です。
年盤、月盤、日盤、時盤の四つが
揃う組み合わせになる日時を選びます。
4つ全て揃っているのが一番理想ですが
、年盤と月盤が揃っていれば良いと思います。
(1年間で殆ど日が無い為)
吉方位を見つけたら、その方角に出向きます。
昔なら井戸水や湧き水で大丈夫でしたが、
最近は、環境汚染などの影響もあり
きちん水質検査などがされている所
名水百選に指定されている場所なども参考
にされると良いです。
湧き水であっても、そのまま飲用出来
るのか?煮沸しないといけないのか?を
調べないといけません。
私は、お水取りをする時に吉方位になっ
た場所が奈良県の大神神社になった場合
御神水が頂けるので ペットボトルに頂きます。
大神神社の御神水は、そのまま飲用しています。
大神神社の御神水は、「薬水」と言われています。
詳しくは、こちらにど~ぞ
大神神社の中にある狭井神社にある
御神水の井戸(薬井戸)です。

お水取りのお水は、頂いて帰ったお水を
7日から9日飲み続けると良いと言われて
いますが、衛生的な事も考え
3日程で飲み切ります。
もし、飲み切れなかった場合でも
植木やお風呂や玄関に少しずつ撒いたり
お清めに使います。
他には、兵庫県の明石市駅から徒歩約15分
位の所に「月照寺」と「柿本神社」がある
のですが、下の階段の所に「亀の水」があります。

播摩三名水の一つです。
人丸山から湧き出ている霊水で
「長寿の水」とも言われています。
ここのお水は、飲用可能で要煮沸と
TV明石のホームページに書かれてい
ますが、私はいつもそのまま飲用しています。
因みにお腹を壊した事は一度もありませ
んが、自己責任でお願いいたします。
使用する容器は、光を通さないものが理想
的であり、水を汲む際には清潔な状態を保
つことが大切です。
ペットボトルに頂く時は、ペットボトル
カバーを付けると遮光になって良いです。
水筒なら光を通さないので良いと思います。
神社で参拝後、お水を頂き 明石名物
の「玉子焼き」を頂いて帰ります。
私は、明石焼きと言っていますが、
地元の方は皆さん「玉子焼き」と言っていました。
写真は、3つとも店舗は別です。
たくさん玉子焼き屋さんがありますが、
どこのお店も美味しいと思います。
個数が多いので、私は嬉しいのですが、
食べきれない人は半分ずつでも良いようです。

お水の具体的な使い方
そのお水を家に持ち帰ってから使います。
使い道としては、飲用するか、料理に使用
するなど、日常生活で自然に取り入れることができます。
殆どは、飲み切ってしまうのですが、少し
残しておいて玄関先に少しまいたりしています。
お水取りに必要な道具
お水取りを行う際には、光を遮れる容器、
タオルなどがあると便利です。
容器としては、不透明なプラスチック
のものが望ましいです。
持ち運びやすく、密閉できるものを選ぶと
よいでしょう。
私の場合は電車移動なので、多くても
500リットルのペットボトル2本程度です。
たくさん頂きたいと思うとかも知れません
が、常識の範囲内で頂くと良いです。
お水取りの時間と場所
お水取りに最適な時間
お水取りに最適な時間は、あるのですが、
私は、そこまでこだわっていません。
神社早朝のやお寺の参拝と同じように
清々しい時間帯が良いと思います。
祐気取り(方位取り)の基本は、現地に
10時位までに到着した方が良いからです。
この時刻は自然のエネルギーが最も活発で、
新鮮でクリアな気を取り入れやすいとされています。
お水取りを行う際には、年盤、月盤、
日盤、時盤の4つが最も良い状態で
揃っている日を選ぶことが理想ですが年に
数日、全くない時もあるので やはり私は
そこまでこだわっていません。
基本は楽しく出かけることに専念しています。
条件が適しているとお水取りの
効果も高まるとされています。
お水取りに適した場所
お水取りに適した場所は、自然が豊かで
清潔な環境が理想的です。
特に、神社の井戸や清流、湧水などが
挙げられます。
これらの場所は地域の良質な「気」が
集まるとされ、お水取りに最適です。
さらに、吉方位を意識して場所を選ぶことも重要です。
地域によって定められた特定の神社や
自然スポットも良い選択肢となります。
しかし、どの水源を利用する際も、
その水が飲用に適しているかどうかを
事前に確認することが必要です。
地域別のお水取りの方法
日本全国には様々な地域ごとに特有の
お水取りの方法が存在します。
たとえば、四国地方では特定の川の流れ
を利用する方法が伝統的に行われていた
り、関東地方では多くの有名な神社が
お水取りの場所として選ばれる傾向にあります。
それぞれの地域の気候や地理、伝統が
お水取りの方法に影響を与えているため、
地元の人々の知恵や経験を参考にするのが良いでしょう。
また、地域によっては、特定の日に集まり共同
でお水取りを行う文化が根強く残っている場所もあります。
 お水取りは、ただ水を汲むだけではなく、
その土地の自然と調和し、自分自身を浄化
するための大切な行為です。
自然環境を尊重し、地域のルールやマナー
を守りながら行うことが大切です
お水取りに込められた思い
お水取りは、吉方位とされる場所で自然の湧き水をいただく、
日本古来の祈りの習わしです。
その土地に流れる自然の恵みを感じながら水を汲むことで、
心がすっと整い、気持ちを新たにする時間になります。
古くから、人々は水に「清め」「再生」「感謝」といった思いを託してきました。
忙しい日常の中で、お水取りを通じて自然と向き合うことは、
自分自身をリセットし、前向きな気持ちを取り戻すきっかけにもなります。
また、訪れた場所の水をいただくことで、
その土地とのつながりを感じられるのも魅力のひとつ。
お気に入りの場所の水を通して、自然や土地への感謝の気持ちが深まっていきます。
お水取りと心身のリフレッシュ
お水取りは、自然と向き合う時間を通じて、
心身をすっきりと整えるきっかけを与えてくれます。
自然の中で汲まれる湧き水や御神水は、
その土地の清らかさを感じさせ、
心に落ち着きをもたらしてくれるように感じます。
また、祐気取りで訪れる土地の静けさや空気の清らかさは、
リラックスや気分転換にもつながります。
自分の手で水を汲むという行為そのものが、
集中や感謝の気持ちを育て、心を穏やかにしてくれます。
お水取りは、身体だけでなく心のリズムを整える
ひとつの習慣として、今も多くの人に親しまれています。
お水取りを行う際の注意点と心がけ
お水取りを行う際には、いくつか気をつけたい点があります。
まず大切なのは、使用する水の安全性を確認することです。
湧き水や井戸水を汲む場合は、必ずその場所の案内や
水質に関する情報を確認し、飲用できるかどうかを確かめましょう。
また、私有地や立入禁止区域の水源では、
所有者の許可を得ることが必要です。
ルールやマナーを守ることが、祈りの行為をより清らかなものにしてくれます。
お水取りの場所や時間についても、静かで落ち着いた環境を選び、
周囲に迷惑をかけないよう心配りを大切にしましょう。
自然や地域の方々への敬意を持つことが、
この行いの本質でもあります。
お水取りでよくある勘違い
お水取りを行うときに起こりがちな誤解のひとつが、
方位や方法に過度にこだわりすぎてしまうことです。
方位は確かに目安になりますが、
何より大切なのは「気持ちを整え、感謝の心で行う」こと。
正確な情報を確認しつつ、自分に無理のない範囲で取り入れるのが良いでしょう。
また、「お水取りをすれば必ず良いことが起きる」といった
過度な期待を持つのは避けたいところです。
お水取りは、心を静め、自分と向き合うための時間。
その過程にこそ意味があると考えると、より豊かな体験になります。
🌿その他の工夫
もし御神水をいただける場所が近くにない場合は、
訪れた土地で販売されているお水を持ち帰るのも良い方法です。
旅先の水や空気を感じながら味わうことで、
その土地とのつながりを穏やかに感じられるでしょう。
 
  
  
  
  
