魅惑の秋色:醍醐寺の紅葉(京都市)

世界文化遺産
総本山 醍醐寺(だいごじ)
京都市伏見区醍醐東大路町22
拝観券(三宝院庭園・伽藍)¥1000
三宝院御殿特別拝観・¥500

約200万坪に広い境内地にそびえ立つ国
宝五重塔は、1,100年以上にわたる歴史
を静かに語り伝えています。

その長い年月の中で、多くの歴史的出来事
や文化がこの寺に集約され、その価値が
後世に受け継がれています。

静かな雰囲気の中で、醍醐寺は時の流れを
物語り、訪れる人々に古代からの
叡智と精神性を伝え続けています。

古代の幹線道路が通り、京都御所の東南に
広がる山科盆地に位置する醍醐寺は、
平安時代に聖宝理源大師によって建立されました。

この寺は山科盆地の東側に広がり、
「上醍醐」と「下醍醐」と呼ばれる
山の頂と麓に位置しています。

聖宝理源大師は平安時代初期に、醍醐寺を
開創するために上醍醐に薬師堂を建て、
薬師三尊を祀り、五大堂を建立して
五大明王を祭りました。

醍醐寺の起源について、伝説によれば、
ある日、聖宝は山に登り、五色の雲を
見て山頂にたどり着き、「まるで故郷に
帰ったような思いがした」と感じました。

そして、老人が湧き出る水を飲んで
「甘露。甘露。ああ醍醐味なるかな」
と言ったと伝えられています。

この老人は横尾大明神と名乗り、
この地に寺を建てるように言いました。

その後、醍醐天皇と穏子皇后の帰依のもと、
醍醐寺は発展し、山上と山下に釈迦堂や
法華三昧堂、五重大塔などが建てられ、
壮大な寺院として整備されました。

また、醍醐寺の縁起には、醍醐水と
呼ばれる湧き水の話も含まれており、
この水は今も湧き続けています。

御本尊

薬師如来(やくしにょらい)様
准胝観音(じゅんでいかんのん)様
不動明王(ふどうみょうおう)様
役行者(えんのぎょうじゃ)様
弥勒菩薩(みろくぼさつ)様

醍醐寺の歴史

豊臣秀吉公と醍醐寺の紅葉狩り

醍醐寺と紅葉の関係は、日本の歴史におい
ても特別なものがあります。

特に注目されるのは、豊臣秀吉公が関与した
「醍醐の紅葉狩り」です。

秀吉公は醍醐寺で開かれた花見の宴で有名
ですが、彼が実際に体験したかった紅葉狩
りは、残念ながら彼の生前には実現されませんでした。

しかし、そのエピソードは醍醐寺と紅葉を
象徴的なものとし、訪れる人々に豊臣秀吉の時代を偲ばせます。

真言宗醍醐派の総本山としての醍醐寺

醍醐寺は、真言宗醍醐派の総本山としても
知られています。
この地に寺院が建立されたのは平安時代の
初期で、その歴史は約千年にも及びます。

醍醐寺は、その長い歴史の中で、多くの
変遷を経て今日に至っています。
寺域は広大で、仏教の深い教えと日本の
伝統が息づいています。

その中には、国宝や重要文化財も多数
含まれており、その価値は計り知れません。

醍醐寺を訪れることで、訪問者は日本の
歴史と文化、そして宗教的な意義を深く
感じ取ることができるでしょう。

醍醐寺の紅葉の魅力と見頃

醍醐寺の紅葉は毎年多くの観光客を魅了
してやまない京都紅葉の代表格です。

特に、2024年の11月中旬から12月上旬は、
醍醐寺の紅葉が最も美しく色づく期間と
され、この時期には、落ち着いた色合い
から鮮やかな赤まで、さまざまな色の
グラデーションを楽しむことができます。

さらに、夜間拝観ではライトアップされた
紅葉が幻想的な雰囲気を生み出し、
昼間とは一味違った魅力を感じることができます。

名所としての醍醐寺の紅葉
「そうだ京都行こう」と思い立った時、
多くの人が訪れたいと願うのが総本山醍醐寺の紅葉です。

醍醐寺は豊臣秀吉とも深い関係がある歴史的
名所であり、世界遺産にも登録されています。
秋には仁王門をくぐる参道のもみじのトンネ
ルや、弁天堂付近の紅葉など、その美しさは
どこを切り取っても絵になる景色を提供してくれます。

また、醍醐寺の境内には三宝院や金堂、
象徴的な五重塔などの国宝や重要文化財
もあり、紅葉狩りとともにこれらの歴史
的建築物を観賞することができます。

京都紅葉の季節に醍醐寺を訪れることは、
心に残る京都旅行の思い出を作る絶好のチャンスです。

醍醐寺の見どころ

金堂、五重塔、薬師堂などの建築物

醍醐寺は、京都で最も美しい紅葉の名所の
一つとして知られていますが、その魅力は
紅葉だけにとどまらず、金堂や五重塔、
薬師堂などの建築美にもあります。

これらの建物は、京都の歴史的な風景の中
でも特に重要な位置を占め、総本山醍醐寺
の厳かな雰囲気を一層際立たせています。

とりわけ五重塔は、その絶妙な比例と優雅
な造形美で、多くの訪問者を魅了してやみません。

これらの建築物は、すべてが国宝または重
要文化財に指定されており、醍醐寺がただ
の紅葉の名所ではなく、文化的な価値も
非常に高いことを示しています。

三宝院庭園とその紅葉

三宝院庭園は、醍醐寺の境内にあるも
う一つの見どころで、特に紅葉の季節
にはその美しさが際立ちます。

この庭園は、京都紅葉の中でも特に風情が
あり、秋には多くの人々がその美しさを求めて訪れます。

庭園は、池や水路、そして岩や苔に囲まれ
た枯山水の庭として知られ、その中に織り
込まれた紅葉が、訪れる人々に静寂と落ち
着きを与えてくれます。

夜間にはライトアップも行われ、昼間とは
また異なる幻想的な雰囲気を楽しむことが
でき、「そうだ京都行こう」と思わせるよ
うな魅力的な景色が広がっています。

醍醐寺の見どころは、ただ紅葉を楽しむだ
けでなく、歴史や文化、建築の美しさにも
触れることができる点にあります。

世界遺産としての価値も高く、京都を
訪れた際にはぜひ立ち寄りたいスポットの一つです。

御朱印

御朱印は、通常の物は\300円です。
また、期間限定で切り絵御朱印もありました。

アクセス

JR大阪駅・阪急梅田駅からのご案内です。

1)梅田駅⇒京都河原町駅
(阪急京都本線特急・京都河原町行)
46分・8駅・¥410円
京都河原町駅⇒醍醐駅
(四条河原町・京阪バス)
(95号醍醐バスターミナル行)
36分・20駅・¥280円

2)大阪駅⇒山科駅
(JR京都線新快速・敦賀行)
36分・4駅・¥860円
山科駅⇒醍醐駅・徒歩約10分
(京都市営東西線・六地蔵行)
9分・4駅・¥260円

まとめ

境内は、かなり広く4つのエリアに分かれています。
庭園に入り、床に座って
まったりとしていました。

昨年の紅葉の時期に行きました。
イベントも多くやっていて、
私は画家の鶴田一郎さんの美人画を
見る事が出来て嬉しかったです。

霊宝館では、国宝や重要文化財を含む
約10万点以上の貴重な寺宝を所蔵しています。
これらの寺宝には、彫刻、絵画、工芸品、
古文書など、日本の仏教と美術の歴史に
関連する貴重な資料が含まれています。
春と秋には特別展示も行われています。

広大な敷地の中には、上醍醐から下醍醐
まで広がっており、歴史的に重要な建物
が多く残っています。

たとえば、天暦5年(951年)に
建てられた最も古い五重塔や、金堂、
薬師堂などがあります。

国宝75,537点や重要文化財430点を
含む10万点以上の寺宝は、醍醐寺の
歴代の僧侶と信者たちの努力と祈り
によって、守り続けられています。

【霊宝館本館】¥500円

【春期間】3月20日~ゴールデンウイーク
最終日までの拝観料は¥1500円
(三宝院庭園・伽藍・霊宝館庭園の三箇所)

【秋期間】
夜間拝観・18時から20時50分
令和6年11月~12月
拝観料¥1000円
(コンサートなどのイベントあります)

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