お酒の神様・松尾大社・安産の神様・月読神社(京都府)

松尾大社(まつのおたいしゃ)
京都府京都市西京区嵐山宮町3

平日・土曜9時~16時
日曜・祝日9時~16時30分
拝観料¥500円(庭園・神像館込)

家庭円満・長寿・安産祈願・・・

加茂神社と並ぶ京都最古の神社と
言われています。
昔この地方に住んでいた住民が
松尾山の神霊を祀り守護神としたのが起源です。
大宝元年(701年)に現在の地に社殿を建立されました。

御祭神

大山咋神(おおやまぐいのかみ)
上賀茂神社の祭神、加茂別雷命
(かもわけいかづちのみこと)の父神。
山の上に鎮座し、山及び山麓一帯を
支配している神様であり、比叡山と
松尾山を支配する神様だったといわれている。

市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
福岡県の宗像大社に祀られている,
三女神の一神で、海上守護の神様と言われている。
別名は中津島姫命(なかつしまひめのみこと)

境内

戦国時代以降は、醸造祖神として
全国の酒・味噌・醤油・酢などの
製造、販売業の方からは、酒作りの
神様ということから、酒樽も奉納されています。
「お酒の資料館」もあります。

奈良県の大神神社、京都市西京区にある
松尾大社、そして京都市右京区にある
梅宮神社は、特に酒造業界で尊敬される
神様として知られています。

毎年11月初旬には、新酒の仕込み前に
醸造の安全を祈願し、4月には醸造が
完了したことへの感謝の意を表すお礼参りが行われます。

渡来人である秦氏は、高度な技術力と豊富
な経済力を持ち、桂川に灌漑用
(かんがいよう)の大堰(おおぜき)を
作り、嵯峨野一帯を開墾しました。

また、養蚕や機織などの新しい技法を伝え、
7世紀始めには財力を蓄えた秦河勝が太秦に
蜂岡寺(現在の広隆寺)を建立しました。

秦氏は6世紀頃から断続的に朝鮮半島を
経由して日本列島に渡来し、鉱山技術、
鍛冶技術、養蚕、機織、酒造などの最先端
テクノロジーを伝播させる一族として知られています。

「本殿」は「重要文化財」に指定されています。
応永4年(1397年)に建造され 
天文11年(1542年)に大規模な修理がされたそうです。

「亀の井」と名付けられた「霊泉」があります。
長寿の水とされていて、酒造りに混ぜると
腐らない、美味しくなると伝えられています。

松風苑(しょうふうえん)三庭

古代の聖地「上古の庭」
「磐座(いわくら)の庭(上古風)」
古代、神社も社殿も存在せず、山中の巨岩が
神聖な場所とされていました。


これらの場所は「磐座(いわくら)」または
「磐境(いわさか)」と呼ばれ、神霊の
住む場所、降り立つ場所と信じられていました。

約1,300年前の大宝元年(701年)に
現在の場所に御本殿が建てられる以前は、
松尾山の頂上近くにある磐座で祭祀が行われていました。
この古代の祭祀の場所である磐座を
再現したのが、現在の本庭です。

本庭の奥にある中央の巨岩は、御祭神で
ある男女の神を象徴し、地面に植えられた
ミヤコザサ(ミャコザサギクルマ)は
高山の雰囲気を演出し、周囲の多くの石は、
随伴する諸神を表現しています。

「曲水の庭(平安風)」
平安時代の日本で栄えた王朝文化の一端を
反映する美しい庭園です。
この庭園は、贵族たちの優雅な娯楽の
場であり、当時の社交や文化を象徴しています。

この庭園は「賀茂の厳神」と呼ばれる
北の神々と並び、京都の守護神として尊ばれていました。

曲水の庭は、当時の繁栄と風景を美しく
表現しており、その華やかさの中に、
当時の高貴な精神が隠れています。

現代的なスタイルでデザインされ、
どの角度から見ても美しい景色が庭園の特徴です。

「蓬莱の庭(鎌倉風)」
古代中国の伝説に由来し、蓬莱は不老不死の
仙界を指す言葉です。

この庭園は、この神秘的な仙界への憧れを
表現したもので、鎌倉時代になると、
この思想は庭園デザインに影響を与えました。

源頼朝は、この庭園に対する深い信仰を
示すために神馬10匹と黄金100両を捧げ、
この信仰は明治時代まで続きました。

鎌倉時代の特徴的な回遊式庭園の
スタイルを採用しており、中心には
鶴の形をした池が広がっています。
この庭園を散策すると、池の周りを歩き
池に浮かぶ小さな島々を眺めることができます。


御朱印も頂けます。
右は、限定の干支の御朱印です。
左は、通常です。
各¥300円

アクセス

大阪梅田駅⇒桂駅\410円
(阪急京都本線準特急・河原町行)
(34分・6駅)
桂駅⇒松尾大社駅
(阪急嵐山線・嵐山行)
(4分・2駅)

松尾大社駅 徒歩5分
駅の改札を出て左手に
「一の鳥居(大鳥居)」が見えてきます。

奥が「表参道」になっていて
その奥に少し小ぶりの「二の鳥居」があります。

「二の鳥居」をくぐると 
「桜門」が見えます。(江戸時代初期の建造)
桜門をくぐり奥に進むと「拝殿」になります。

庭園もあり、ゆっくりと過ごす事が出来ます。

月読神社

京都市西京区松室山添町15

安産祈願・縁結び・邪気払い

(松尾大社の境外摂社)
松尾七社の一社
松尾大社に祀られている神様と関係の
深い神様をお祀りしている神社です。
松尾大社から南に300mの場所に鎮座されています。
(徒歩5分位です)

1877年3月、松尾大社の境外に、
境外摂社として定められました。
この境外摂社とは、神社の敷地外に
ある摂社のことです。
日本の代表的な穀物神である
稲荷神を祀る一族の氏神様である
「秦氏」が、この境外摂社を祀りました

主祭神

月読尊(つきよみのみこと)
月読尊とは?

または(つくよみ)とも呼ばれている)は
伊邪那岐命を父に
天照大神を姉に、
素戔嗚尊を弟にもつ三神の一人。

素戔嗚尊(すさのおのみこと)とは?

【出生】
高天原の神々に属するが、誕生したのは
日向の国(宮崎県)の阿波岐原(あはきはら)

「ヨミ」という名前は、古代からの伝統
で、月の満ち欠けを数えることと関連しています。

古代の農民たちは、日々の営みとともに
月の周期も重要視し、その変化を農作業
の区切りとして活用してきました。

神話には、このような月の計測が農耕
に深く関連する神様として描かれています。

また、「月を読む」という行為は吉凶を
占うこととも結びついており、その力は
古代から信じられてきました。

さらに、潮の満ち引きは月の引力に
よって起こるため、月齢と連動しています。
そのため、海の神様とも言われてきました。

このように、「農耕、海、そして
占いの神
」として様々な側面を持つ
存在として伝えられています。



天鳥船命(あめのとりふねのかみ)

(水の神様)
(出雲神話の国譲りの話し合いに行った神様の一人)

聖徳太子社
(学問の神様)

境内

神功皇后(じんぐうこうごう)が筑紫に
滞在中、月読尊からの神託(おつげ)
によって安産されたと言い
伝えられる石、「月延石」
(つきのべいし)が見つかりました。


この石は舒明天皇(じょめい)が
伊岐公乙らを筑紫に派遣して取得し、
月読神社に奉納されたという伝説が残っています。
そのため、今でも多くの人々が
安産祈願にこの神社に訪れています。
石を撫でお腹を撫でると安産になるそうです

月読み神社の安産祈願の詳細は、
松尾大社の「社務所」に連絡するとよいです。
(075-871-5016)10時から15時まで
「戌の日」は、社務所に常駐されています。


願掛け陰陽石(写真下)があり
お願い事、願掛けをしてみて下さい。
左右の石を撫でながら、願い事を言うと良いそうです。

「解穢(かいわい)の水」
御神水ですが飲む事は出来ないそうです。
穢れや邪気を落として下さい。

世界中で広く信じられているのは、
月が不老不死や回春と結びつけられていることです。

この信仰は、生命の源である水と結び
つき、日本では古くから月の神が若返り
の水をもたらすと信じられてきました。

「若水」とは、元旦の朝に汲む水で、
その水は新しい生命力に満ちていると考えられています。

この神聖な水を神に捧げたり、家族の
食事に用いることで、身も心も清めら
れ、身体についた穢れまでも洗い落と
され、新たな生命力が肉体に宿ることが期待されました。
月読尊は、本来そうした生命力の
再生産と深く関連する神とされています。



「むすびの木」

縁結び、恋愛、成就にご利益が
あるそうですので御縁を祈願してみて下さいね。

社務所が閉まっている時があるので
御朱印はわかりませんでした。
私が行った時は平日だったので、いませんでした。
また次回、ご報告したいと思います。

アクセス

阪梅田駅桂駅・¥410円
(阪急京都本線特急・京都河原町行)
35分・6駅
桂駅⇒松尾大社駅
(阪急嵐山線・嵐山行)
5分・2駅

松尾大社から南に300m・約10分

松尾大社に参拝後、月読み神社に行く
と良いですね。
吉日に吉方位、パワースポット三昧で
身も心もスッキリになると思います。

みなさんの願い事が叶いますように!!

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