聖徳太子が創建した総本山・四天王寺(大阪市)

和宗総本山・四天王寺(してんのうじ)
大阪市天王寺区四天王寺1-11-18

8:30~16:30(4月から9月)
8:30~16:00(10月から3月)
宝物館¥500円

庭園¥300円の拝観料が必要です。
お堂や境内は無料

創建(推古(すいこ)元年593年
1400年以上前の出来事です。
『日本書紀』によると、物部守屋と
蘇我馬子の戦いの際、崇仏派の蘇我氏
に味方した聖徳太子は、不利な状況を
打破するため、自ら四天王像を彫り、
もし戦いに勝利すれば、四天王を祭る
寺を建立し、全ての人々を救済することを誓いました。

そして、勝利の後、その誓いを実現する
ために、寺院が建設されました。

聖徳太子は四天王寺を建立し、推古天皇の
摂政として活躍しました。

彼は十人の声を同時に聞き分けるなどの
伝説的な才能を持っており、冠位十二階や
十七条憲法、遣隋使派遣などを通じて
国家体制を整備し、中央集権を推進しました。

蘇我馬子と物部守屋の争いで、聖徳太子は
四天王の像を彫り、これにより戦いに勝利。

そのお礼として太子は四天王寺を建立しました。
天王寺の地名もこの寺に由来しています。
太子は「海の向こうには極楽浄土がある」
と述べ、西門石鳥居越しに沈む夕陽は
古くから四天王寺信仰の象徴とされています。

度重なる戦火や被害で多くが焼失しました。
現在の建物は創建当時(飛鳥時代)の
様式を忠実に再現されたもので
古代の建築様式が現代まで残るのは貴重です。

御本尊

救世観世音菩薩
(くせかんぜおんぼさつ)様
創建当時は、
四天王(仏教の世界の東西南北を守護する仏)

平安時代から救世観音
(如意輪観音・にょいりんかんのん)様

毎月行われる21日「
お大師さん(弘法大師の縁日)」
22日「お太子さん(聖徳太子の縁日)」

は、骨董市や縁日で賑わっています。

【参拝方法】はこちらから・・・

境内

南から北に向かって【中門】【五重塔】
【金堂】【講堂】と主要なお堂が一直線に
並んでいます。

それを回廊(寺院などで建物を屈折して
取り囲むように作られた廊下の事)が
囲む形式で、日本では最も古い建築様式となっています。

四天王寺前夕陽丘駅から行く場合は、
【中之門】からが一番近いです。
門を入って少し行くと【大黒堂】
左側に見えて来ます。

手を清める【手水舎】は、石の鳥居の方に
行くと【布袋堂】があり、その前にあります。

御朱印は「和労堂(休憩所)」の
裏側あたりに「納経所」があるので
そちらで¥300円で目の前で書いて頂けます。

(写真の御朱印は2枚です)

アクセス

(JR大阪駅・梅田駅・東梅田駅から
四天王寺前夕陽丘駅・天王寺駅)

東梅田駅(谷町線-四天王寺前夕陽丘駅)

6駅12分¥240円 駅から徒歩5分位

「石の鳥居」を背にして「谷町筋」の
信号を渡り 真っ直ぐに歩いて行くと
左手に「通天閣タワー」が見えてきます。


それをまだ真っ直ぐに歩いて行くと、

「今宮戎神社」
に行く事が出来ます。
徒歩でゆっくり歩いて約30分位かかると思いますが、

途中で通天閣に寄り道なども出来るので良いと思います。

天王寺動物園やあべのハルカスにも行く事が出来ます。
天王寺動物園(徒歩約20分)
あべのハルカス(徒歩約19分)

タイトルとURLをコピーしました